ハワイの不動産購入ガイド


不動産エージェントは物件の売買に関する交渉、手続き等を代理で行います。ハワイでは、表示価格をもとにエージェントが交渉を行い、最終的な購入価格が決まるため、エージェント選びは慎重に行う必要があります。

住宅ローンを組む場合は、金融機関より事前承認を受ける必要があります。承認された場合は、承認証明(Pre-Qualification Letter)を作成します。

ご希望の条件(価格、立地、部屋数、敷地面積、築年数等)を確認し、候補物件を内見します。プロの目からアドバイスし、物件を絞り込みます。

ご希望の物件が決まったら、購入希望価格や条件などを確認し売主側にオファー(売買契約書)を提出し交渉が始まります。

交渉成立後、売買契約書に基づき、書類の手配や決済の管理を行うためのエスクロー口座を開設します。一般的にアメリカでは不動産取引の際の不正を防ぐため、第三者機関のエスクロー会社を間に入れ、売買を円滑に行えるようにします。

買主が安心して物件を購入するための専門家による住宅診断です。ハワイでは築50年以上の物件も珍しくなく、水漏れや家の傾きなど、物件に問題がないか調べます。その他にシロアリの調査、エアコンや太陽光発電システムの調査、測量(土地の境界線の確認)などもあります。インスペクションで不具合が発見された場合は修繕交渉を行います。

インスペクションと並行して、契約に必要となる書類を手配し確認します。売主から提出される情報開示書(Seller’s Real Property Disclosure Statement)には物件の過去に行ったリフォームや修理が明記されています。物件の情報開示書(Preliminary Title Report)、コンドミニアムの情報開示書(Condo Documents)、建築許可が記載されているビルディングパーミット(Building Permit)などの確認を行います。

登記の数日前に再度物件を訪れ、最終確認を行います。

エスクロー口座内で必要な費用が全て支払われ、売主と買主の双方が不動産権利譲渡書にサインをしたら、登記が完了し売買が成立します。